7色の雲の「彩雲 (さいうん)」、光の輪の「暈 (かさ)」、環水平アーク (逆さ虹) (気象現象 (天体ショー)、ハロー (暈)、雲の水滴、雲の小さな氷 (氷晶)、太陽、日光)








 「彩雲 (さいうん)」は太陽の光で七色に見える雲で、気象現象の1つです。 縁 (ふち)などが美しく色づいた雲のことです。 日光が雲の水滴で回折するために生 (しょう)じるもので、主に高積雲で見られます。 太陽の高い季節の昼間に太陽の下方に出現する少し上に反 (そ)った水平な虹色の彩雲は特に「環水平アーク」と呼 (よ)ばれます。 環水平アークは普通の虹 (にじ)と逆に反 (そ)った弧 (こ)なので「逆さ虹 (さかさにじ)」とも言われます。

 「暈 (かさ)」は太陽または月の周囲に見える光の輪のことです。 円周の内側が赤色に見えます。 光が微細な氷の結晶 (氷晶)から成 (な)る雲で反射、屈折を受ける結果生じます。 ハローとも呼 (よ)びます。 気象現象の1つです。 通常は22度ハロー (内暈 (つちかさ、ないうん)と呼ばれる暈が明るくよく見えます。 これは輪の半径視角度が22度のものです。 六角柱の小さな氷の結晶の中を日光が通ることによって生 (しょう)じます。 この他に外暈 (そとかさ、がいうん、46度ハロー)と呼ばれる暈もあります。


写真A: 空に彩雲 (さいうん)と暈 (かさ)が見えました。 上の輪が暈 (かさ)で、下の7色に見える横長のものが彩雲です。 この下の彩雲は特に環水平アーク  (逆さ虹)と呼ばれます。 環水平アークは普通の虹と逆に反 (そ)った弧 (こ)なので「逆さ虹 (さかさにじ)」とも呼ばれます。 彩雲と暈が同時に見えました。 つかの間の気象現象 (天体ショー)です。 約30分間見えました。
2008年5月15日 午後1時頃。 宮崎県 宮崎市にて。



写真B: 輪の暈 (かさ)の中心のものは太陽です。 右上は電線です。



写真C: 右下に普通の雲も見えています。



写真D: 輪の暈 (かさ)も少し7色に色づいています。 彩雲の方が7色が濃く見えています。
  「彩雲 (さいうん)」は太陽の光で七色に見える雲で、気象現象の1つです。 縁 (ふち)などが美しく色づいた雲のことです。 日光が雲の水滴で回折するために生 (しょう)じるもので、主に高積雲で見られます。 太陽の高い季節の昼間に太陽の下方に出現する少し上に反 (そ)った水平な虹色の彩雲は特に「環水平アーク」と呼 (よ)ばれます。 環水平アークは普通の虹 (にじ)と逆に反 (そ)った弧 (こ)なので「逆さ虹 (さかさにじ)」とも言われます。

 「暈 (かさ)」は太陽または月の周囲に見える光の輪のことです。 円周の内側が赤色に見えます。 光が微細な氷の結晶 (氷晶)から成 (な)る雲で反射、屈折を受ける結果生じます。 ハローとも呼 (よ)びます。 気象現象の1つです。 通常は22度ハロー (内暈 (つちかさ、ないうん)と呼ばれる暈が明るくよく見えます。 これは輪の半径視角度が22度のものです。 六角柱の小さな氷の結晶の中を日光が通ることによって生 (しょう)じます。 この他に外暈 (そとかさ、がいうん、46度ハロー)と呼ばれる暈もあります。



写真E: 下の彩雲と上の輪の暈 (かさ)です。



写真F: 輪の暈 (かさ)の中心のものは太陽です。 うっすらと雲が全体に見えます。



写真G: 下端の黒いものは立木です。



写真H: 暈、彩雲、雲、立木が見えます。



写真I: 彩雲と暈 (かさ)の間にもうっすらと雲が見えます。



写真J: 右下に黒く山も見えます。



写真K: 見事な気象現象 (天体ショー)です。



写真L: 彩雲の左端の方はうすい色になって見えなくなります。



写真M: 彩雲の右端はうすい色になって見えなくなります。



写真N: 彩雲も暈 (かさ)も帯 (おび)の上の方が赤色に見えています。



写真O: 天体ショーの彩雲と暈 (かさ)です。



写真P: 右下に電線も見えます。



写真Q: 微妙に色や濃さが時間とともに変化します。



写真R: 約30分間の気象現象 (天体ショー)を楽しめました。 やはり自然はすばらしい。



by 南陽彰悟 (NANYO Shogo)